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Another Story
第三回ユーザーAS大賞結果発表!!
お待たせしました! 第三回AS大賞結果発表です!
今回もレベルの高い作品が集まり、審査の結果、大賞受賞作品が二本選出されました。

●大賞 「追い求めて、届かなくて」 作者:裏RY.O助さん
[審査員寸評]
 「僕と、僕らの夏」のASらしく?前回受賞の作品の裏を描いた作品ということで、着眼点、構成力ともに抜群の作品でした。
 また、malieの新命令も積極的に使っており、実装されたばかりでメーカーの方もまだ使っていない命令を効果的に使っており、malieの研究にも非 常な熱心さに頭の下がる思いです。文章も、経験に裏打ちされた大変レベルの高いもので、非常に安定しています。まさに、大賞に相応しい作品でした。ありが とうございます。(服部)
 ボリューム、内容とも充分なレベルにありました。僕夏の世界を独自に拡張しており、またそれが魅力的でとても楽しめました。
 中編の作品でも、案外ゲームとして楽しめないものが多かった中で、しっかりとゲームとして作り込んであったのもよかったと思います。
 完全にオリジナルの世界・ゲームを作るだけの力量があると思いますので、そういった作品も読んでみたいです。(早狩)
 コミカルな作風ながら、長編の映画を思わせる演出は良くできていた。
 新コマンドの使い方もうまく、既存のコマンドでもベテランならではの適応の早さと技法を見せつけてもらった。
 オリジナルのキャラが多く、始めのうちは慣れない部分もあるが、読み進めていくうちにそれぞれの個性が引き立ってきて面白い。その反面、元の僕夏キャラ の出番が少なめで、やや寂しい気もするが、澪をはじめ、TV局スタッフの存在がそれを忘れさせるぐらい強烈な個性を放っていた。(カズヤ)

●大賞 「SISTER!」 作者:Artemis☆さん
[審査員寸評]
 のっけからの軽快なストーリーに一気にひきこまれました。有夏のあまりの妹っぷりに笑いがこぼれてなりません。有夏キックに宇宙人に突っ込みといったネ タの良さと、malieの演出もきっちり使いこなし、必要にして十分な演出、そして最後のまとめ方、何れも秀逸でした。また、短いながらも一気に読ませる 文章力には脱帽です。
 大作ではありませんが、短いからこそのこのテンポ、快感。これはASならではと思います。(服部)
 短編の作品は一にも二にも物語の切れ味が勝負だと思うのですが、もっともアイディアが判りやすく、楽しめたのがこの作品でした。余計な演出もなく、過不足なく物語をまとめていたと思います。なにより、有夏が可愛かったです。
 勝手な希望としては、DVD版ではDC版の有夏・割烹着姿も使えるようになりますので、それらも使用した完全版が遊べるようになると嬉しいです。(早狩)
 短い話ではあるが、文章表現が全作品中最もしっかりしていて、読みやすかった。話の方も起承転結が簡潔にまとめられている点を高く評価した。
 Malie4からの新コマンド(charmoveなど)の使い方も巧い。
 冒頭の展開は一瞬何かと思ったが、”妹”の要素に対する深い愛着と萌えを感じる事が出来ました。また、結末の付け方も良くできていたと思います。(カズヤ)
また、惜しくも大賞に届かなかったものの、下記の優秀作品を入選作としました。
●準大賞
「墜ちゆく瞳の中に…」
shinshinさん
●入選
「想い募る夏…消えゆく陽炎…」
HANABUSAさん
●入選
「parallel and crossing」
ひでやんさん
●入選
「有夏ノート」
縮み吾木香さん
●入選
「おねがい☆ネーチャー」
カツオけんじさん
●入選
「夏が来る前に」
けもりんさん

●準大賞 「墜ちゆく瞳の中に…」 作者:shinshinさん
[審査員寸評]
 冒頭より引き込まれ、最後まで一気にプレイさせて頂きました。冬子さんの復讐から堕ちていく、その内面描写へのこだわりが秀逸です。ただ、奴隷化した男 や英輝の様子の描写に欠ける部分が非常に勿体ない部分でした。題材の選択と構成が優秀なだけに、その部分のリアリティ、説得力があれば、作品全体の深み、 内容ともに更に良いものになったろうと思います。何はともあれ、大賞までもう一歩でした。また次回作を楽しみにさせて頂きます。(服部)
 同じ中編でも、独自の世界観の強い「追い求めて、届かなくて」に対して、僕夏オリジナルの世界にもっとも忠実で、安心して楽しめたのがこの作品でした。
 ゲームとしても成立していましたし、各キャラの個性もよく表現されていました。本編のパラレル世界という舞台も、よかったと思います。
 残念だったのは、ラストがちょっと弱かった点です。これでインパクトの強いラスト(平凡でもいいから印象の強いラスト)だったら、文句なしに大賞だったと思います。(早狩)
 冬子の悪どさが本編以上に発揮されていて、話の暗さでは全作品中でも群を抜いていた。あまりのダークぶりに言葉が出ないほど、読んだ当初は度肝を抜かれ た。男と英輝、恭生の動かし方にも目を見張るものがあった。文章表現も鮮やかで、読み手を引き込む魅力がある。これといって欠点が見あたらなかったのも特 徴です。(カズヤ)

●入選 「想い募る夏…消えゆく陽炎…」 作者:HANABUSAさん
[審査員寸評]
 ストーリーというか、文章力が秀逸な作品でした。ともすると重くなりがちな題材を、重くせず、綺麗に描いています。主人 公が恭生ではなく、ちゃんと$2$1なところが非常に生きている作品で、確かにこう使うと、僕と、僕らの夏も、このような作品になるんだな、とあらためて 感嘆致しました。(服部)
 ストーリー・文章とも綺麗でとてもよくまとまった作品でした。ただ、その分インパクトに多少欠けたかな、という気がします。
 肝心のアイディアはよいと思うので、それが判明するのをラストにもってくるなど、もう少し構成上の工夫があったら大賞クラスでした。(早狩)

●入選 「parallel and crossing」 作者:ひでやんさん
[審査員寸評]
 冬子さんを主人公にした、非常に格好のいい作品でした。適度にキャラクターを引っ張りつつ、冬子さんのその後の成長した 姿を、平行宇宙という題材にのせたところがポイントかと思います。その設定も、キャラの割り振りからうまく活かされており、設定をくるめて一つの作品とし てきっちり消化しているところが見事でした。(服部)
 オリジナルの背景セットなど、演出はよかったと思います。
 古典SF的なパラレル世界のアイディアも楽しかったのですが、それがゲーム性に結びついていないのが何より残念でした。コンパクトによくまとまっていた話だけに、よりその印象がありました。ゲームとして楽しめたら大賞クラスでした。(早狩)
 文章表現が巧みで、だいぶ書き慣れている感がある。冬子のアナザーとしては奇抜な要素がちりばめられており、他とは異彩を放っていました。専門用語がふ んだんに出てくる辺りは好みが別れるかも知れませんが、表現力豊かに人物を描いている点を評価しました。別視点での二本立てにした所も面白い。ややオリジ ナル要素が強すぎるきらいもあるので、今後はそれらをいかに抑えていくかが課題でしょう。(カズヤ)

●入選 「有夏ノート」 作者:縮み吾木香さん
[審査員寸評]
 大変楽しくプレイさせて頂きました。技術等はともかく、非常に楽しんで作られているなという感じがします。そういう意味 では、非常にASらしいASでした。また、ストーリー重視というよりは、きっちり選択肢をつくって複雑に分岐しており、ゲームとして楽しませようとしてい るところもポイントが高いです。是非、またこういった作品を作っていって頂ければと思います。(服部)
 アイディアはよかったと思います。
 有夏主役という点で、「SISTER!」とも通じるところがあるのですが、長い分、印象が若干散漫でした。
 ゲームとして遊べるだけに、ラストの弱さが惜しまれました。(早狩)

●入選 「おねがい☆ネーチャー」 作者:カツオけんじさん
[審査員寸評]
 初手より、幼い少年の記憶。監禁された肉欲のみの日々。そこから綺麗に僕と、僕らの夏の世界へ繋げていく手腕には驚きま した。何の抵触もなく、表のストーリーを残して見せながら、その裏を書ききった構成力には目を見張ります。内容も、題材も秀逸で、これならば、あちこちに 入っているギャグや遊びがなくとも、ストーリーだけで十分勝負ができる内容と思いました。 惜しむらくは、ソフトウェア倫理機構の倫理基準に基づくと、ソ フトの方に収録できなくなってしまう点ですが、このASにはそんなことはどうでも良いといえる魅力があります。(服部)
 今回のAS大賞の作品の中で、もっとも人により評価の別れる作品だと思います。
 また、最初からそれを承知で作っているのではないか、という気もします。
 万人受けをねらった作品ばかりがよいわけではないと思うので、これはこれでよいのではないでしょうか。(早狩)
 スケールが大きく、冗長過ぎる感もあるが、物語の運び方が良く、最後まで飽きることなく読む事ができた。男性キャラを目立たせている部分も良い。個人的には「GUYS賞」(GAYではない^^;)をあげたいぐらいです。
 ただし、どこまでがギャグでどこまでがシリアスなのかよく分からなかった感もある。前回の応募作品である「HIDEKI the 3rd」をやっていないと分からない部分があったり、自作CGの使い方や個性の強いネタについては好みが別れる所だろう。(カズヤ)

●入選 「夏が来る前に」 作者:けもりんさん
[審査員寸評]
 ショートストーリーですが、非常に印象的なASでした。ストーリーだけでなく、CGの配置、運び、さらに実際の malieのタグを拝見しても、非常に丁寧に作りこんでいる印象を受けます。こういうものが作りたい、というそのイメージ通りに作られており、作者の意図 がよく見える作品として、高く評価させて頂きます。(服部)
 全体のバランスがよくとれた作品でした。文章も読みやすかったです。
 演出面で、若干動きがあってもよかった気がしました。後は、ラストの切れ味が多少弱かったのが残念でした。(早狩)

【総評】
 審査員というよりは、一ユーザーとして、楽しくプレイさせていただきました。どの作品も、それぞれ個性があって楽しかったです。一部の作品などでは、シナリオを見て、マリーコマンドによる演出まで勉強させていただきました。
 応募作は、30Kb前後の短編と、100〜200Kb前後の中編に大きく分けられると思います。その中で、それぞれ一遍ずつ、大賞を選ばせていただきま した。また、lightの担当者様と選考している過程で、ほぼ準ずるレベルだと意見が一致したので、準大賞を一つ加えていただきました。
 自分はまだとても偉そうな事をいえた立場ではありませんが、少しでも参考になればと思い、各作品に簡単な雑感を添えさせていただきました。今後の皆様の創作活動の助力になれば幸いです。
(早狩武志)
 まずは、ご参加頂いた皆様に御礼申し上げます。
 今回は審査員が3人もいたため、こうして各作品の評価を持ち寄ってみると、意外にも評価がバラバラになった事が印象に残っています。そんな中でも、大賞に選ばれた2作品はまず群を抜いており、三者ともに評価が高くなりました。
 ”優秀な作品はDVD版に収録されますよ〜”と予め告知していたにも関わらず、その辺を全く気にしないで作っている作品もありまして(苦笑)、大いに悩んだものです。
 アナザーストーリー大賞は第1回・第2回ともに、受賞した人にはその後何かがあるものでして、今回の大賞受賞者、及び入選以上の受賞者の方々の今後に大いに期待したいと思います。
(カズヤ)

【 DVD版収録作品について】
 上記の作品の中から、大賞に輝いた「追い求めて、届かなくて」・「SISTER!」と準大賞作品「墜ちゆく瞳の中に…」、入選作品中から「想い募る夏… 消えゆく陽炎…」・「parallel and crossing」・「有夏ノート」・「夏が来る前に」を8/8発売の『僕と、僕らの夏 完全版』に収録致します。(※)
 また、前回大賞の作品の中から、「沈む夕日の色」・「朧 〜おぼろ〜」・「heart field」・「祭りの夜に」・「HEAVEN」・「夏のエピローグ」も収録させて頂く事となりました。

※カツオけんじさんの「おねがい☆ネーチャー」・「HIDEKI the 3rd」は、作品内容に倫理上の問題がありましたため、製品への収録を見合わせて頂きました。

賞品について
 ASを収録させて頂いた方、及び今回の入選者の方には、『僕と、僕らの夏 完全版』のソフトを進呈致します。

 また、大賞受賞者のお二方には早狩武志氏サイン入り色紙、及び、light新作の『Magistr Temple』を。また、大賞・準大賞を獲得された3人の方々には大型ポスターも贈呈致します。
 さらに、上記入選以上の方々には、『僕と、僕らの夏』サウンドトラックCDを。入選の6名の方々には僕夏マグカップを贈呈致します。

第三回ユーザーAS大賞入選作品ダウンロード
作品タイトル
作者名
ダウンロード
「追い求めて、届かなくて」(Lumが必要です)
裏RY.O助さん
「SISTER!」
Artemis☆さん
「墜ちゆく瞳の中に…」
shinshinさん
「想い募る夏…消えゆく陽炎…」/キャラクターデータ
HANABUSAさん
「parallel and crossing」
ひでやんさん
「有夏ノート」
縮み吾木香さん
「おねがい☆ネーチャー」
カツオけんじさん
「夏が来る前に」
けもりんさん

第三回ユーザーAS大賞エントリー作品ダウンロード
作品タイトル
作者名
ダウンロード
「Little Engage」
けもりんさん
「夏の名前」
岡 純平さん
「卒業 〜GRADUATION〜」
(『WhiteAngel』、『Bluelight Magic』、『Angel Crown』のデータが必要です)
GUNDAMさん
「風のままに」
礒野篤和さん

「Little Engage」
 印象の弱さ、という意味で、欠点は「夏が来る前に」と同様に感じました。
 だが、ストーリーはこちらのほうがおもしろかった気がします。短編の場合、まずなによりインパクトがない内容だとまとまりませんが、中長編の場合はそうでもありません。要素と演出を増やして中編にすべき話なのかなと思いました。(早狩)

「夏の名前」
 眼点はよいと思います。そのアイディアが一部自分の書いたDVD版の追加分と重なってしまった点を、申し訳なく思っています。
 その為、この作品に関しては、公平な評価が出来たとは言い難いので、lightの担当者様に評価をお任せしました。(早狩)

「卒業 〜GRADUATION〜」
 熱意と意気込みを、もっとも強く感じた作品でした。落ちの印象も強く、立ちキャラもよく動いて、楽しかったです。
 ただ、登場キャラ数が多くストーリーも長いわりに、ボリュームが少ないのではないでしょうか。これだけの内容を書くのであれば、あと数倍の量が必要だと思います。もしくは、重要なストーリーだけをコンパクトにまとめる必要があると思いました。(早狩)

「風のままに」
 文章は落ち着いていました。
 ただ、もう少しボリュームと、強いアイディアがあったほうがよいと思います。(早狩)

過去のAS大賞の結果ページ


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