そんな、さびしくなった星ぞらを、1せきのこわれた宇宙船がとんでいました。

船の名まえは、サン=テグジュペリ号。
 こわれてからずいぶんたっていたので、もう《人間マンカインド》はひとりもいません。
今では、かわりに高等ロボットチャペックたちが、作業機械セーバーハーゲンといっしょにくらしていました。

そんなある日のこと、高等ロボットチャペックたちは宇宙船の奥で、たいへんなものを見つけてしまったのです。

それは――、