第一回・お姉さん祭り

	主人公「今日は一家の長女である雪奈さんに独占インタビューを敢行したいと思います」
	主人公「そういうことだから、雪奈さん、ちゃんと質問に答えてくださいよ」
	雪奈　「もちらろんよ。愛しの○○くんのためなら、お店の売上金や年間納税額だって教えてあげちゃうわ☆」
	主人公「そんな、現実的かつやばいネタは、振らなくていいんですから……」
	雪奈　「冗談だってばぁ～。」
	主人公「まったくもう…。今日はまじめにいきますよ、マジメにっ！！」

―――Ｃｏｒｒｅｔｔｏでの職種を教えてください。

	雪奈　「お店では、マネージャーをやってるのよ。みんな優秀だから助かっちゃうわ～。雪奈ちゃん、らくちんらくちん～」
	主人公「それで具体的に、マネージャーの仕事って何をしているんですか？」
	雪奈　「………」
	主人公「さりげなく視線をそらさないでください」

―――お店のメニューでおすすめの物は何ですか？

	雪奈　「暑さを吹き飛ばす国産鰻重の特上よ～。これさえ食べれば夜の営みもばっちりぐーなのよ」
	主人公「オレも鰻は好きなんだよなあ。ところで、コレットにそんなメニューありましたっけ？」
	雪奈　「無いわよ」
	主人公「お店に無いメニュー薦めてどうするんですか！」
	雪奈　「山椒は小粒でもピリリと辛いのよ」
	主人公「そうじゃなくて！！」

―――好きな物と嫌いな物は？

	雪奈　「ニンジンかなぁ～～」
	主人公「なんで人参が、嫌いなんですか？　やっぱり味ですか？」
	雪奈　「味は平気よ」
	主人公「それじゃ、食べてると馬のようだから？」
	雪奈　「そんなことないわ。お馬さんは、好きよ」
	主人公「それじゃ、何が嫌いなんですか？」
	雪奈　「中途半端に赤いのが、嫌いなの」
	主人公「………それだけですか？」
	雪奈　「それだけよ」
	きっぱりと断言、しかもどこか自慢げ……
	雪奈　「えっと、好きな物っていったら、やっぱり○○くんの太いチ「わーーーー！！」

―――得意な料理とかありますか？

この質問のみインタビューアーのトラウマに触れるため、公開を控えさせていただきます。
ご了承ください。

―――３サイズを教えてください。

	雪奈　「（ぽっ）……も、もう～！　そんな事訊かなくても体で覚えてるくせに～～」
	主人公「いや、そんなに恥ずかしがられても…。オレが知りたいんじゃなくて、ユーザーのみなさんが知りたがってるんですよ」
	雪奈　「上から、７６・５７・８２よ」
	主人公「ウソつけっ！」
	雪奈　「○○くんの為に少し縮めてみたのよ」
	主人公「そんな貧乳なわけないでしょっ！！」
	雪奈　「あうぅ～……○○くんがいじめる～。雪奈ちゃんＭじゃないのにぃ～～！」
	主人公「バストはどうみても３桁は行ってるよな…」

―――趣味は何ですか？

	雪奈　「趣味はハーブティーかしら、色々な種類があって楽しいのよね」
	主人公「たしか、お店で出してるハーブティーも、雪奈さんが厳選したものをだしてるんですよね？」
	雪奈　「そうよ☆　でも、まだまだ勉強不足だから、もっと美味しいお茶を出せるように勉強しないとねぇ」
	主人公「雪奈さん……そこまで、お客さんのことを考えていたんですね。じ～～ん……」
	雪奈　「ただ、問題があって……」
	主人公「問題ですか？」
	雪奈　「なぜか、わたしが煎れたお茶を飲むと、お客様が倒れて救急車で運ばれちゃうの」
	主人公「……………………」
	雪奈　「はぁ～～……美味しすぎるのも罪よねぇ～～」

―――座右の銘なんかあれば教えてくれませんか。

	雪奈　「それは今から教えてあげるわね。はい、力を抜いて…」
	主人公「ちょ、ちょっと、人の股間に顔を埋めてなにしてるんですかっ！　質問の答えはどうなってるんですかっ！？」
	雪奈　「緊張しなくていいのよ。いつもみたいにしてあげるから…」
	主人公「………うっ」（謎）

（しばらくお待ちください）

	主人公「待たんでいいっ！」
	雪奈　「え～～と『生者必滅』かしら」
	主人公「……意味分かって言ってます？」
	雪奈　「もちろんよ☆　『生者必滅』というのは、生きている物は、やがて必ず死ぬという意味があって、よく会者定離(えしゃじょうり)と対にして使うことが多いのよ」
	主人公「凄い……今だけ、雪奈さんを尊敬の眼で見ることが出来ます」
	雪奈　「うぅ～～～ん……それって、褒められてるのかしら……」
	主人公「でも、なんで『生者必滅』が、座右の銘なんですか？」
	雪奈　「格好いいからよ☆」
	主人公「………………………………………………………はい？」
	雪奈　「だってぇ～～難しい言葉をいうと、頭よく見えるじゃない。だ・か・ら☆」
	主人公「実家に帰らせていただきます」

―――ライバル店”フォルテシモ”についてはどう思いますか？

	雪奈　「ねぇ、本音と建前……どっちがいいかしら？
	主人公「えっと、そりゃ本音を話して貰ったほうが、ユーザーさんは嬉しいと思うんですけど……」
	雪奈　「ふふ………本当に本音で、話しちゃっていいの？」
	主人公「なんでそんな、えぐい笑顔で笑うんですか……」
	雪奈　「本当に話していいのねぇ？　このソフトが発禁になってもいいのねぇ？　この文章を読んだ人が、急に立ち上がって叫びながら、血が出るほど肌を掻き毟ってもいいというのねぇ？」
	主人公「ありがとうございました☆　今日のゲストは、藤之宮雪奈さんでした！　それでは、次回もお楽しみに♪」
	雪奈　「……ふふっ…………………」

・・・・こんな雪奈お姉さんとウハウハな関係になれる『ドキドキしすたぁパラダイス』は、２００３年２月発売予定です。