由紀 「ぬおっ!? い、いきなり重みが……」
アウロラ 「は、離しなさいよっ! なにしてるのよっ!?」
由紀 「あ、暴れるなっ! わぷっ!? 落っこちそうになったから、キャッチしただけだっ」
お姫様だっこ状態の、俺とアウロラ。
アウロラ 「なんなのよ!? っていうか、どこから現れたのよっ!?」
普段、神出鬼没なアウロラを逆に驚かせることに成功したのは、悪い気分じゃないが……問題は、そんなことじゃなくて。
由紀 「マナで見かけて、なんか元気なさそうだったから、追いかけてきたんだよ」
アウロラ 「誰が頼んだのよ、そんなことっ」
由紀 「それに、言いたいこともあったし……」