愛鈴 「んんっ」

由紀 「愛鈴先輩っ、なにするんですかっ」

愛鈴 「消毒。ここには海水しかないし、海水で洗うとしみるよ~」

由紀 「だからって、舐めなくても」

愛鈴 「だって私のせいだし、責任取らないと……」

愛鈴先輩のピンク色の舌が俺の手の甲をペロペロと舐めあげる。
わー、わー、わー!
動揺する。しますってば!
濡れた温かい感触に感電したようなショック!

愛鈴 「んー、まだ血が出てきてる……」

ぺちゃっと濡れた音までして、俺はもう大混乱だ。

由紀 「しみても海水で洗います!」

愛鈴 「えーっ、舐めた方が早いよ。唾液には細菌を消毒する成分が入ってるんだって~」

由紀 「じゃあ、自分で舐めるからっ」

愛鈴 「そんなに私に舐められるのイヤかなぁ……傷つくよ?」

あああ、この人は!
舌先を出して見上げないで欲しい。