瑠華「あらあら。早くも仲間割れぇ? 体育祭で最下位に沈むはずよねぇ」
アレックスの怒号を聞き流していると、不意に後ろから声がかかる。
振り向くと、そこにはパラソルの陰で涼しげに本を読んでいる瑠華先輩がいた。
折りたたみ式のビニールベンチに腰掛けて、となりにはテーブルまで用意されている。こんなものをわざわざどこから……
九十九「瑠華先輩……いつからそこにいたんすか」
瑠華「さっきからずっといたわよ。ふん。あんたたち、水路掃除に夢中で全然気がつかないんだから」
九十九「つまり、寂しかったから声をかけたんすね」
瑠華「……な。何をどう聞いたらそうなるのよ! この私が、あんたたちに無視されたくらいで寂しがったりなんかするわけないでしょ!」
瑠華先輩は顔を赤くして怒り出した。いやあの、軽い冗談だったんですけど。
九十九「えーと、こんなところで何してんすか」
瑠華「見てわからない? 勝利の実感に浸ってるの。ホラ……そのへん、汚れ残ってるわよ」
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