代々禁裏の警護として、皇室守護の任を負ってきた玖錠家の流派名。 その実体は極限まで練り込まれた徒手武術であり、格闘術。あくまで皇主の近衛であるため、武家にも御門にも属さない。 玖錠と戦うということは皇室に弓を引くことに等しいため、他流試合の記録がなく、半ば伝説とされているのが現状。 ゆえに名目上、個人の武において神州最強は玖錠であるとされるのが通例だが、実際は誰も信じていないし 本人たちもそれを証明する術がない。 最大の知名度を誇りながら、武芸者としては不遇な者たちと言える。