舞台紹介

神咒神威神楽 曙之光
葦原中津国

東の果てにある、皇主を長とした世襲君主制国家。神州とも。
歴史の早いうちから皇主は政治的実権を失ったが、国を象徴する権威として存続を容認され、諸将がその威光を奪い合うという形が繰り返されてきた。
そうした戦乱は三百年前に頂点を迎えたが、東征に大敗したことで武家の大半が滅び、図らずも乱世は終わる。以降は皇主を中心に鎖国体制をとっていたが、西洋列強の覇権主義によってそれも難しくなってきている。
国を東西に分割する淡海(読み:あわうみ)から東は不明領域であり、このまま諸外国の介入を許せば東地を割譲する羽目になるという危機感、及び流入する陰気の汚染によって重度の歪み者が大量に生まれ始めているという事実から、まずは国家の完全統一を目指して第二の東征戦争に踏み切った。淡海の先に待つものが、どれほどの脅威か知りもせずに……

  • 次頁へ