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GLOSSARY用語集

時代によって陰陽師、修験僧、霊能者、仙人と呼ばれる超常能力に目覚めた者たち。
作中においては霊煌れいこうという世界と人の体に内在するエネルギーを自由に扱える者を指す。

いわゆる妖怪、怪異と呼ばれていた存在。有名な土蜘蛛、鬼、妖狐なども本作ではマガツである。
基本的には死体や怨念を基に澱んだ霊煌れいこうが集まって生じる。人型のマガツには知性もあり、非常に強力。

古くから存在し、その凶悪性・危険性を顕わにしながら君臨している最上級の人型マガツたちのこと。
その名の通り、十三体存在している。
作中にメインで登場する十三魔将は『災禍鵼さいかこう祀怨しおん』『白天狐はくてんこ彌瑞璃みずり』『魔戒僧まかいそう灰厭かいえん』の三体。

霊煌れいこう術の秘奥義ともいえる最高の秘術。宇宙を生んだとされる七大森羅に対応した七属性があり、それぞれ効果が違うが、どれも天変地異に匹敵する威力・効果を持つ。
これらは人型のマガツにしか使用できず、この術を安定的に使用できるマガツを十三魔将としている。
天式、滅式、烈式、界式、閃式、神式、人式の七種に分類されており、発動すれば絶対無敵。
星招術を超えることは人魔の別なく不可能である。

平安時代に猛威を奮ったマガツ。
烏丸しおんの本当の名前であり、かつて京の都を震撼させたとも言われている十三魔将の一体。
隼人のご先祖により封印され、千年にわたる永い眠りについていた。

霊奏士れいそうしを多数擁する日本の公的機関。神和学園も機構の一部。
霊奏士れいそうしに実力に応じた権限を与え、仕事を斡旋するなど管理を行っている。

代々、ヒノモト機構の頂点に君臨する四名の霊奏士れいそうしのことを指す。
対マガツにおいて最強の戦力を誇る。
機構を離反したゆえ今は違うが、土御門羅睺が元は四天王の座についていた。

東京湾沿岸から少し離れた沖合に浮かぶ人工島、そこに建てられた霊奏士れいそうしの国営養成機関。
全国から霊煌れいこうの力を発現させた人材を集めており、体系だった訓練はもちろん、一般的な学校教育課程に該当する科目も教えている。

白天狐はくてんこ彌瑞璃みずりが統べる、願わず魔に堕ちてしまった者、社会からドロップアウトせざるを得なかった霊奏士れいそうしを囲う組織。どうしても出てくる社会悪や悲劇の受け皿として機能している。

近年、台頭してきた、日本国外で発生するマガツの対処を担う海外霊能組織の一つ。
霊煌れいこう術の向上と研鑽でヒノモト機構、ひいては日本を追い越さんと、精力的に日々研鑽と外交を重ねている。

陰陽術、道力、忍術など超能力の総称。二十一世紀では数あるこれらの異能をまとめて霊煌れいこう術と呼称している。
五種に分類され内約は以下の通り。

・陽術
火球を生み出す、烈風を放つなど、分かり易く直接的な超常現象を発生させる類の術系統。
身体能力の上昇といった自己強化なども含まれており、陽術の適正は一般的に攻撃性の高さを示す。
しおん流に表現するなら「陽術使いは素直なダメージディーラー」。

・陰術
怨霊を呼ぶ、呪詛をしかける、あるいはそれらの呪いを送り返す呪詛返しなど、行動や思念を介して間接的な効果を及ぼす類の術系統。
トラップのような使い方をされる場合が多く、陰術の巧みな者は実力以上の食わせ者になる傾向が強い。
しおん流に表現するなら「陰術使いはカウンター型のアタッカー」

・法術
鎮魂、浄化、調律、結界や加護の付与、式神作りなど、霊煌を意のままに流動させ適切な効果を顕現させる術系統。
風水術の流れを多分に汲んだ体系であり、勉学による後天的努力で研鑽できる幅が大きい。
事故物件の除霊や護符の生産まで、市政の生活と密接に結びついていることから社会的な重要が高く、一定レベルまで法術を学んでおけば食いっぱぐれることはないだろう。
しおん流に表現するなら「法術使いはクラフト系もできる万能型純サポーター」

・封術
縛る、捕える、奪う、括るなど、停滞を促す術系統。マガツを封じたり、逆に首輪をつけて従える技も総じてここに含まれる。
高度な専門知識に加えて観察眼とセンスが要求される分野であり、封術を使いこなすにはよほどの特化型を除き、霊奏士れいそうしとしてそれなりの実力が要求されている。
しおん流に表現するなら「封術使いはデバフ型サポーター。熟練度次第でサマナーやテイマー適正もゲット可能」

・秘術
他四種の術とは毛色の違う、体系だった術系統の存在しない術系統。その特殊性ゆえ、うまく嵌まれば戦況をひっくり返すほどの番狂わせを引き起こす。
世界のルールに直接訴えかけるような凄まじい秘術も多く、現在進行形で禁術指定を受けている技も少なくない。
習得や発動には霊奏士れいそうしとしての優劣以上に、相性が大きく関わってくる。
しおん流に表現するなら「オンリーワンの固有コマンド」