旅情溢れる都会のローカル線、として一部で名高い鶴見線ですが、本来の姿はもちろん通勤路線です。
 ですから、その表情は朝夕・休平日で一変します。多くの通勤客でホームが埋まる時もあれば、動く影一つない寂しい時もあります。
 でも、浅野駅の通称・三角ホームだけは大丈夫。
 可愛らしい黒い三匹の駅員たちが、貴方を、そしてキャラクター達を温かくむかえてくれることでしょう。

 ……癒しが欲しい人はぜひ鶴見線へ。


 

 JRは分割民営化前、国鉄と呼ばれていました。
 では国鉄と呼ばれる前は? ……旧国鉄路線には、当初私鉄として開業したものが少なからずあります。lightの所在するJR東日本中央線三鷹駅も、国鉄に吸収される以前は甲武鉄道三鷹駅でした。
 物語の舞台、鶴見線も同様に鶴見臨港鉄道という鉄道会社でした。この小さな私鉄にとって、一般国道と交わる駅はただ一駅でした。

 国道一号線と接したこの駅は、往年が偲ばれる洒落たネーミングだけでなく、風情ある改札、いささか鄙びすぎたアーケードと、おもわず人恋しくなってしまう素晴らしい駅です。

 ……皆様もぜひ、彼女との仲が怪しくなった時の待ち合わせにどうぞ(笑)。


 

 全国に数あるJRの駅の中でも、最も異彩を放っている駅の一つがこの海芝浦駅です。
 駅の外は工場。道もなく、普通の人は改札から出ることが許されていません。東芝関係者以外で、この駅に来たことがあるのはかなりマニアックな方だけだと思います……と言いたい所ですが、最近では公園も併設され、なぜか結構人が来ているようです(笑)。
 早狩が訪れた際には、可愛らしい女子高生の二人連れの姿を見かけた事までありました。

 ……もっとも、自分にその後ゲームのような展開は訪れませんでしたが(苦笑)。
貴方には新たな出会いが待っている、かもしれません。

 
 貴方は無人駅を擁するローカル線に乗ったことがありますか?
 近年では残念ながら、ボックスシート、ロングシートの別でローカル線を区別することは出来ません。しかしながら、どんな車両が走っていても、無人駅停車時にはある一つの特徴があり、自分が今、ローカル線を旅しているのだな、と実感できる事柄があります。
 でも、鶴見線はそこが違うのです。

 ……何を言ってるのか判らないって?(笑) 無人駅に停車しても、全てのドアが開く(そして車掌が下りてこない)素晴らしい鶴見線を、主人公たちは最大限、活用します。
 その手で、目指す目標にたどり着くために。

 
 「線路で遊んじゃいけません」子供の頃、誰もが一度は母親から告げられたことでしょう。
 しかし現実には、今や子供が気軽に遊べる線路はなかなか身近にありません。遊ぼうにも、高い柵の向こうで冷たく光っている孤高の存在、それが現代のレールの姿です。

 ……でもね、鶴見線では遊べるから。
 勿論、ゲームの中でだけね(大人の約束です)。

 ちなみに、誤解の無いよう記しておきますが、このゲームは鉄道物ではありません。
 あくまで、海洋冒険物? ですから(笑)。

 

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