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STORY

PROLOGUE

新西暦1035年──
軍事帝国アドラー東部、国境線上に位置する古都プラーガは複数の勢力が混在する最前線の火薬庫として存在していた。

領土と資源を巡り衝突を繰り返している隣国、アンタルヤ商業連合国。
旧日本国から転移した建造物により、プラーガを聖地と崇めるカンタベリー聖教皇国。
そして軍事帝国アドラーからは黄道十二星座部隊(ゾディアック)が一つ、第六東部征圧部隊・血染処女(バルゴ)。並びに第八東部駐屯部隊・猟追地蠍(スコルピオ)。
軍事的、経済的、宗教的理由から相容れない三国は表向き停戦条約を結びながらも、水面下で己が覇権を握るべく静かな暗闘を続けていた。

いつ崩壊してもおかしくない仮初の均衡と平和。絶妙なパワーバランスにより生み出された硬直状態の中、停滞した状況に一石を投じるべく血染処女(バルゴ)隊長であるギルベルト・ハーヴェスは、星辰奏者(エスペラント)のみを集めて結成した実験小隊を発足する。
それはまさしく、星辰体(アストラル)の恩恵を受ける選ばれた者たちのみで構成された特務部隊であり──その中には、新たに配属された新米星辰奏者(エスペラント) アシュレイ・ホライゾンの名も存在していた。

幼き過去、英雄(ヒカリ)に救われた青年は自分もまた誰かを救える者に成ろうと、瞳に未来を映して進む。
光のために。未来のために。自分以外の誰かのために。
今度こそ、少女を守り抜くために。明日を目指して駆けるのみ……

だからこそ──運命は彼を射止めた。
汝は生贄、光の奴隷。
前へ、前へ、前へ、前へ。自壊しながら羽ばたく蝋翼(イカロス)、太陽へと墜ちるべく命と絆を燃焼しながら狂ったように飛び続ける。
ゆえにそれを止めるべく死想冥月(ペルセフォネ)もまた叫ぶのだ。
おまえの罪業を取り戻せと。すべての救いはそこに在ると。
今度は私が救ってみせると、涙ながらに激突する。

噛みあわない運命、激突する過去と未来──“贖罪”と“再生”。
加速する運命を睥睨しながらただ一人、銀の冥狼は吐き捨てた。

「狂い哭け、おまえの末路は“英雄”だ」

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