あおい 「ちょ~っと、いいかしら。そこの親父系男子っ」
  地獄のフタふたたび。
  宙斗 「なんだ?」
  さすがヒット曲もいくつか持ってる元タレだ。
    下っ腹から、しっかり響いて聞こえてくる。
  あおい 「言いたいことがあるんだけど」
  嗚呼。やっぱりそうなるよな。
    でも、あおいのポテンシャルを確認できて俺は本望だ!
    こいつなら、きっと俺たちの劇場で――
  宙斗 「そうか。思春期の男子は色々と忙しいんだから早く言ってくれ」
  わざとふてぶてしく告げると、あおいは不敵に冷笑を浮かべつつおおきく息を吸い込んだ。
  あおい 「それじゃあ……すぅ~~」
  あおい 「さっさと出てけ、このスケベ思春期ーーーーーー!!!」