宙斗 「ちょ、ちょっとこれってさすがにまずくないかな」
とはいえ、さすがに挙動不審になる俺だった。
ナナミ 「まずい、ですか?」
ナナミはというと俺の言葉の意味が分からなそうに首をかしげ抱きついたままである。
宙斗 「あ、いや。だから……」
宙斗 「まだ知り合ったばかりなのに、こうやって抱き合うってのは」
宙斗 「あ、でも外国だとありがちなのかな……」
ナナミ 「ハグするの嫌いですか?」
宙斗 「いや、いやいやいや。すごくいいと思うっ」
ナナミ 「うふふ。じゃあ離しませんっ」
宙斗 「おおう……」