みなも 「んふふ。だってさー、さっきからちらちら見てるんだもんなー」
宙斗 「うっ」
言いながらワンピースの胸元をひらひらあおぐ妹分。
ああっ、さっきよりも見えそう。
みなも 「ふっくっく。その目線」
みなも 「こうやってちゃ~んと女の子って意識してくれるのがウレシイ」
宙斗 「う、嬉しいのか?」
みなも 「んーみなもたちってさ、小さいころちゅーどころか結婚の約束もしてなかったでしょ」
宙斗 「そのふたつの基準がよく分からない……」
みなも 「男の子と女の子の幼なじみだよ?」
みなも 「普通はお互いに初恋相手だとか、男の子はうっとおしがるけど女の子が後をついていくとか」
みなも 「幼なじみはちっちゃなころからラブな関係であるべきなんだよ」
宙斗 「……ゲーム的な価値観か?」
みなも 「イエス!」