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水霧けいとのNEW!あるすまぐな放送部
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紗久良「ああ…… 入って、くる……」

 入っていく。

 俺と先輩、2人が、同じものを感じている。

 俺たちは、ひとつになろうとしていた。

 胸に感じる、その実感。

紗久良「もっと……もっと深く、に……」

 俺は先輩の声に導かれるように、俺はさらに一歩を踏み出した。

紗久良「んっ」

 先輩の喉が震えて、背中をゾクゾクとしたなにかが駆け上がる。

九十九「!」

 俺が体重をかけた分、押し込まれた本棚が上げた音に、俺の体が微かに跳ねる。

紗久良「あふ……心配、いりません、わ……ここには、誰も来ない、から……」

 なぜそんなことをいえるのかは分からないが、この時俺にとっては先輩の言葉は全てだった。

九十九「先輩っ」

紗久良「はあうっ」

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