Character

壬生中将

四四八の父親である民俗学者。その筋では名の知れた極めて優秀な男だが、誰に対しても辛辣で冷厳な態度を崩さないため、友人と呼べる者はほとんどいない。
とはいえ、芯から嫌な人間というわけではなく、彼は彼なりに妻子や友人を思っており、それは相手にも伝わっている。
過去の甘粕事件とその裏を知っている数少ない人間の一人であり、静乃の父親とは幼い頃からの知己らしい。
「つくづく、くだらん」