「しあわせと、ひみつのしあわせ」

 
   
「ほら、言ってごらん。『コバトムギ先生、だいすき』って」
「やだぁ……やだよぉ……」
「ふふ……意地をはるな。先生のことが好きだから、ここをこんなに大きくしているのだろう?」
「ちがうよぉ……ストッキングのせいだよぉ! ストッキングがつるつるしてて気持いいからぁ!
  おねがい、やめてよぉ……足でこすっちゃ、いやだよぉ……」
「ほら、いいから言うんだ。さん、はい『おち○ちんきもちいい、コバトムギ先生だいすき』」
「やだぁ……! やだぁ……! やめてよぉ……!」
「言ったら、もっと気持ちいいことをしてやるぞ。ほら、さんはい――」
  僕は、ずうっとがまんしていたのだけれど、何時間もこのつるつるすべすべしたストッキングというので、いじめられて……しかも『もっときもちいいことをしてくれる』と聞かされて、つい――、
「せんせい……だいすき……」

 つい、言ってしまった……。