ありがとう、強く優しい“誰か”を守れる新たな英雄。
ありがとう、救世主さえ説き伏せた灰と光の境界線。
主人公アシュレイ・ホライゾン、ここに見事栄光の第１位を獲得だァァッ！

いやはやなんとも感無量だよ。この結果を半ば予想していたものの、君が皆に認められる男として王冠を被った事実がとても嬉しい。俺は感動して涙が出そうだ。 能力バトル作品の多くに「精神力＝パワー」という方程式が存在するものの、じゃあその頂点ともいうべき存在――絶対に心が折れず無限に復活と進化を繰り返す奴がラスボスになったとしたら、主人公はいったいどうするの？　 などという凄まじい無理難題へのアンサーをアッシュに託したわけだけど、本当によく応えてくれた。 また新たなる変態や気合の入ったトンチキ共を登場させるかは分からないが、今は存分に彼女たちや比翼と一緒に優しい日々を過ごすがいいさ！　祝福しよう、盛大になッ！

しかしまあ、今だからこそできる裏話として、物語序盤のアッシュを書いてる時は実にいたたまれなかったね。罪悪感がこう、ズキズキ来んの。 いきなり記憶を丸ごと塗り潰されてるし、光へ捧げられた生贄だし、寿命までもう僅かだし、ヴァルゼライドへのリスペクトさえアレな上に、ヘリオスいないと死んじゃうでしょ？　 しかも目をキラキラさせて、植えつけられた憧れを忘れてしまった幼馴染に語るんだぜ？　しかも君を守りたいという大切な部分だけは色あせずに。うわ、むごい。
ノリノリでこんなプロットと設定を生み出した当時の自分に、もう少しこう、何というか、手心というか……と時を越えて己のサドに蹂躙される一人ＳＭプレイを味わっていた気がします。

とはいえ、そんなハートフル極まる記憶も過去のもの。 今となっては先ほども語った通り、ヒロイン達と存分にイチャコラしてもいいぞアッシュ。人気投票の結果も含めて、おまえはそれだけすごいことをやったんだから。

これからも誇り高く、皆と共に灰と光の境界線を目指してくれ！
おまえこそ辛いとき、苦しいときに誰かを救えるヒーローだ！