R-ヒナギクもべつに学校はキライではありませんでしたが、R-シロツメグサに負けないくらいかしこく、R-ミズバショウのつぎくらいにえらい自分が、どうして追加で勉強しないといけないのか。それが納得いきません。

 あの劣等生のF-605タイショーでさえ、家に帰っていくというのに! R-ヒナギクは、すっかり自そん心を傷つけられてしまいました。

 しかし、R-コバトムギ先生は言うのです。

「帰った生徒たちは、かしこい順でも、えらい順でもないのだよ。これからする授業が『もう必要ない』か、でなければ『今さら教えても無意味』か、そういった順番で家に帰したのだ」