縛血者 【ばくけつしゃ/ブラインド】

大半の人類にとって、吸血鬼は物語中の怪物、また退廃趣味の偶像でしかない。
虚構の薄皮一枚向こうに縛血者がいる事に、恐らくは永遠に気が付く事はないだろう。
しかし、人に似た獣がいるならば狩人もまた存在する。
彼らは人の領域を離れ、獣が待つ暗い森に分け入っていく者である。
故に、縛血者同様に狩人たちも、大半の人類に取っては知られる事のない存在となっている。

宗教から来る狂信、祖先の土地奪還、研究素材としての縛血者確保、個人的な復讐、人類愛的な使命感、単なる戦闘狂……などその動機は様々である。
彼らは時に忌呪を狙い、現代兵器を用い、戦闘技術を鍛えることで縛血者を狩っていく。

組織的な集団は、主に以下のようなものが存在している。

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