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Silverio Ragnarok Official Site

Special

「高濱亮のシルヴァリオ・サーガ一問一答?!」の受付を終了しました。
たくさんのご質問ありがとうございます!
いただきました質問の返答は後日公開していきます。
※全ての質問にお答えすることは出来ませんのでご了承ください。

Questions and Answers
No.40 3810さん他数名からの質問

ジェイスのゼファーさんやチトセ、ギルベルトと言った過去に出てきた帝国軍人たちとの関係はどのような感じだったのでしょうか?
作中の描写を見るにゼファーさんとはそれなりに信頼関係を築けていたようですが

ジェイスとゼファーさんは、総合してまあそれなり。ジェイスは総統閣下の聖戦を止めてくれた件でかなり感謝してるけど、ゼファー側は内心その評価に恐縮してる感じ。
でもお酒や飯をおごってくれると、ほいほいついて行っちゃうのがゼファーさん。そしてジェイスが子供たち相手に良き父親やっているのを目撃して、勝手に劣等感をこじらせながら凹み始めるのもまたゼファーさん。
そして、そんな彼を見上げる複数の無垢な視線。キラキラ輝く尊敬の瞳が無職のヒモを一気に貫く。
「ゼファーさんって昔は天秤の副隊長だったんでしょ、すごーい! ねえねえ、お話聞かせてよ!」
だ、駄目だチビ共。もうやめろ! コールレイン少佐が死んでしまうぞ!

で、チトセは「トンチキ共はまず全員オーバードライブを見習え。あいつを模範にするべきだ」と常々感じている模様。彼女が如何にジェイスという同僚へ最大限の評価と信頼を抱いているかが伺えますね。
ジェイスもチトセを「帝国の誇るアマツの鑑」と確かな敬意を抱いており、おかげで仲は実に良好。どちらも軍人として、人間として、頼れるし尊敬できる相手だと心の底から思っています。
ただお互い相手を異性として欠片も見ていないことから、完全に気の合う同性の同僚感覚ですが……まあそこはどちらも漢らしい価値観の持ち主ということで。ええっと、あれ?

そして皆大好きギルベルトについてはまあ、皆様のご想像通り、ジェイスは極楽浄土式採点法でどちゃくそポイント高いです。「若き英雄を奉じる同志として貴官と共に歩めることを誇りに思うよ、ジェイス殿。共に精進しようじゃないか」という具合に、爽やかな微笑と曇りなき眼で褒め称えてました。
対して、ジェイスは東部戦線での初対面から「すげえ、こいつとびきり賢いアホだ!」とか思っていた模様。評価もだいたいそんな感じ。
家庭環境が劣悪で学のない自分と違い、アマツではないものの軍属エリート家系の出身者。しかもこれほど神がかった鬼謀を誇る天才中のド天才なのに、こんな見事にあの人のことだけ頭トンチキこじらせてんのか……と、未知の生物に遭遇した感覚だったとかないとか。
ただまあ、強いし優秀だし曲がりなりにも同僚だし、英雄に絶対服従だから無碍にするのも違うなと。以後はぐいぐい来るギルベルトに対し適度な距離感で接した結果、主義主張はちょいと違うが認めるべき部分のある戦友という立ち位置に収まりました。
ただし、古都プラーガでの顛末を聞いた際は「一度くらい俺はあいつを殴ってやるべきだったのかもな……」と、少しだけ寂しそうに妻へとこぼすジェイスさんであったとさ。

No.39 鷹さん他多数の方からの質問

お疲れ様です!
質問です。セシルとアンジェリカそれぞれのルートでゼファーさんとアッシュくんが出てくる雰囲気で終わりましたけど、二つのルートでは神祖滅殺は完遂できるのでしょうか?
加えて歴代主人公からのラグナの印象って終焉吼竜と人奏者の場合でどんな感じになるんでしょうか。教えてください。

セシルとアンジェリカのルートのその後はマジで未知数ですね。滅奏と界奏が味方してくれるのは頼もしくとも、作者である自分をして何がどう転ぶのかまるで予想が立てられない。
ただ、ミサキを欠いた状態が非常にまずいのは確実ですね。彼女無しだとあの大団円にはおそらく辿り着けないため、勝利であれ敗北であれ新西暦の存続自体に不可避の影響が生じるのは間違いないと思います。
グレンファルトは絶対にそういう部分を人質に取ってから勝負に繰り出す男なので。ほんと嫌な奴だな、あいつ。生みの親が見てみたいぜ!

で、ゼファーやアッシュから見たラグナの印象ですが人奏者だとまず好印象。真っ当な人間として地に足つけて歩む彼へ、苦手意識を抱くことはないでしょう。
ただ終焉吼竜の時は、うーん、まずゼファーさんがちょっと及び腰になっちゃうかも。強欲竜の弟子って時点で「こいつ普段はまともっぽいけど、きっとバトルになればトンチキし始めるんだろうなぁ。敵じゃないけどやだなぁ」とか思うので、いつでも逃げ出せるようソーシャルディスタンスを常に意識しながら対応しますね。きっと。
対して、アッシュはその辺まったく大丈夫。ある意味ラグナはダインスレイフに有望視されたかつての自分の理想像ではありますが、あいつの深い優しさはそんなことじゃ今更揺らぎもしませんので。

No.38 ののむさんの質問

シルヴァリオサーガ完結おめでとうございます!
質問なんですがシリーズのタイトルや能力、詠唱に入ってるシルヴァリオ《銀の運命》とはどんな意味が込められていますか?

「立ち向かうべき相手は光属性の権化にしよう」というノリがまず根底にあったので、じゃあ光り輝くもの、つまりゴールドに相対するのはまあシルバーだよねという発想から銀を主軸に持ってくるのを決意。
そこからボスキャラ達にこそ完全無欠の正道や王道があり、それに相対することで初めて放たれる輝き。でも決して、太陽みたいなあの煌めきにも負けないもの。尊く、美しく感じられる運命がいいな……という祈りを籠めて考えた結果がシルヴァリオとなりました。

No.37 アベル・ヴァンジャンスさんの質問

オーバードライブ製造にはミリィが関わっていたという衝撃事実が発覚しましたが、機甲巨人化創星録によるテロ行為に加担してしまったのでしょうか?
あの心優しい彼女がそんなことを思いましたが、結局はアドラーの国益第一ということなのでしょうか?

チトセの依頼で現行の理論を研究し突き詰めた結果、第三世代型人造惑星の基礎理論を作り上げるに至りました。さすがにそれを実際に施術するのは機密上、軍内部の技師が行っています。
そして、ミリィは確かに第三世代型人造惑星の製造理論を作り上げましたが、テロ行為に加担したというのは違うでしょう。彼女はあくまで一介の技師として、信用できる雇用主から正規の手段で持ち込まれた依頼を完遂したというだけです。
包丁による犯罪が起きたからといって包丁を作った者に責められる謂れはありません。ダイナマイトを生んだアルフレッド・ノーベルや、名銃を生んだウィンチェスター家が、殺人に加担したと誹られるのが筋違いであるのと同じです。
何より間違えてはならない点として、実際にジェイスを戦場に投入する判断を下したのは帝国軍であり、行動に移したのは彼やギガースだという部分にあります。新世代の魔星を他国への見せ札にして抑止力で済ませる道も当然ありましたが、作戦行動に移したのは帝国軍なのです。製作に携わったミリィではありません。作戦の立案も実際の運用にも、彼女には何の権限もまるで与えられてはいないのです。
功は開発者が受けるとしても、罪は使用者がこそ担うべき領分でしょう。新時代のテクノロジーは往々にして武力に利用されがちですが、それを生んだ偉大な先駆者に対し流れた血の責任を問うのは少し違うのではないかと、高濱はあくまで個人的ながら科学の発展に夢を見る人間として思います。
彼女は託された仕事をやり切った、一人の立派な技術者でした。

No.36 皇悠也君に祝福を…さんの質問

ヴェンデッタに登場した、シン・ランスローとその暗部は結局どうなったのでしょうか?
殺塵鬼と氷河姫の残骸を回収したり、聖教国にエスペラント技術を流失させたりしていたようですが、流石にチトセなどの軍上層部に粛清されないでしょうか?
また、もし仮に引き続きアドラーにいるのでしたら、機甲巨人化創星録や天秤の動きなどに全く気付かないのはおかしいと思うのですが、どうなのでしょうか?

…そして、その暗部にティナとティセもいたのに、グレンファルトはミサキと邂逅した後に調査しようとは思わなかったのでしょうか?

神祖の反応を見れば分かっていただけると思いますが、光狂いが頂点に立っているヴェンデッタ本編時代の黄金街道爆走中な軍事帝国アドラーに送るスパイなんて、神目線で見ればぶっちゃけ「生贄」か「捨て駒」認識です。
まあその内英雄にブッ殺されるだろうけど、なんか牽制に動き見せておかないとね。うまく情報が入ったら儲けものだしね。じゃあうちの国では扱い辛い、のし上がってやろうという野心を持ったそれなりに有能な人員を枢機卿あたりの地位に就けて送り込むね。大物感出るし、バレても向こうが警戒してくれるでしょ。
じゃあランスローくん逝ってみよう♪と、悲しいかな神祖にとってはだいたいこんな認識でした。与えた手駒に関しても大半が神祖について知らない人員で構成されており、そこからも彼がまったく期待されていなかったのが分かります。
ですが逆に、首輪の無さが功を奏したのか。彼はなんと自前の能力で帝国軍内部の現ポストを勝ち取り、部隊長までのし上がったわけです。とんだサクセスストーリーというか、とことんカンタベリー聖教皇国に向いてない人材だったわけでございます。
そしてヴェンデッタ本編後も上昇志向はまるで衰えず、チトセやアオイに睨まれながらも持ち前のハイエナじみた嗅覚と世渡りの巧みさで殺されないギリギリを攻めるランスロー。皮肉にもスパイに送られたことで開花した才能から、帝国軍的にも神祖的にも容易に切り捨てられない人材となってしまう。
で、本人的にはこのまま内部で権力を高めるのも快感だが、いつかは本国に戻りこの手柄でのし上がるのも面白いなあ。幼きスメラギ猊下の片腕となり傀儡政権なんかいいかも……なーんて夢見ていた彼の耳に限界突破さん方面からまさかのびっくりサプライズ。
聖教皇国、ガチの神様が支配しているようだけど?
「なるほど、つまり神が滅殺されたら向こうでは結構なポストが開くわけですね。実にいい」
こんな感じでドリルの如く手の平返しが発動。教義より権力を魅力に感じる男なので、本国へ帰るにしても残るにしても自分をのし上がらせない邪魔な支配者など不要と判断。以後は第三諜報部隊・深謀双児の長としてギガースの神殺し裏でサポートしていましたとさ。
ラグナロク本編後にどうするかは、より大きな権力を得られそうな状況と環境次第でしょう。次期教皇が確定しているシュウとリナの子供が生まれた時とか、なんかまた余計なことを考えだしたりしそうですね。

ちなみに送り出した暗部のティナとティセは、神祖について知らせていない枠から送り込んだ人材なのに加え、新西暦環境下では本人を前にして強く意識しない限りあの双子のことをうまく認識できないようになっています。これは書類や写真であっても変わりません。
おそらくどこか近いところに潜んでいると分かっていても、他の神祖三人へ情報を隠しつつ探し当てるという行動はグレンファルトも控えたわけです。

No.35 魔法陣さんの質問

シュウの能力「新型祝詞、異伝・虹鏡奉殿の神勅」は光の波長差を利用して数値入力を行うものとのことですが、仮にこの能力を違う人間が持っても同様のことが可能ですか?あるいは、あくまで能力自体は光の波長を操るだけのもので、数値入力を可能にしているのはシュウの頭脳によるものなのですか?

魔法陣さんがお察しの通り、シュウの頭脳ありきですね。
あくまで能力自体は光の波長を操るというものであり、貴重な研究者向きの星辰光に過ぎません。シュウ以外が目覚めたとしても本編みたいに戦ったり、ユグドラシルを管理したりは絶対出来ないでしょう。

No.34 光こそは我が末路さんの質問

質問させて頂きたい内容はこの作品の光を担う英雄、最初の光の奴隷、ヴァルゼライド総統閣下についてです。
ヴェンデッタのチトセ√において閣下はゼファーとチトセによって致命傷を負わされてアドラーの未来を託して散りました。
最初にプレイした時はチトセ達が勝者として責任を負い、帝国を繁栄させられる人物であり、閣下が尊ぶ愛情という善性を有していたから敗北を認めたと納得していたのですが、続編で光の凄まじさが強調される毎に、閣下ってこの程度で本当に止まるのだろうか、どうしてここで覚醒しないのだろうかと考えてしまうようになりました。
無論、閣下とて(この時はまだ)人間なのだから、死ぬ時は死ぬもんで、英雄ならば必ず成すと常に思うのは目が光に灼かれた愚か者の考えなのも承知しているのですが、あの諦めというものが抜け落ちている英雄ならば、ゼファーとチトセの光を認めているからこそ、あそこからでも、「まだだ!!勝つのは俺だ!!」と咆哮してあの程度の致命傷をねじ伏せて覚醒しそうという考えが拭えなくなってしまいました。
そこで高濱先生に質問なのですが、この時の閣下はどうしてあれほど潔く負けを認めたのでしょうか。あの時の閣下はどのような心情だったのでしょうか?
また、閣下やカグツチってチトセ√で復活してくる可能性はあるのでしょうか?
このような質問をすることをお許しください。ですが何度考えてもこの疑問に納得いく答えが出ず、閣下とゼファー達の戦いの結末に水をさす考えが拭えずにいます。
シルヴァリオ・サーガも一区切りし、直接先生にお聞きできる機会もなかなかないかもしれない故に質問させていただきました。
もしよろしければお答えいただけないでしょうか。

英雄にとって最も重要なのはあくまで“祖国の繁栄”であり、そのために勝利を掴まんとひたすら走り続けていました。ですが本人はあの通り、一度ヒートアップすると勝つまで絶対に止まらないという悪癖を抱えており、彼自身その性質をなんと呪われた宿痾だと重々自覚しています。
なので本人的には、己が退場した方こそ祖国が繁栄してくれると分かってしまえば、別にあっさり舞台を降りても構わない。むしろこんな破綻者がでかい面をし続けた結果、どこぞの審判者や強欲竜よろしく光の亡者を増やし続ける方がいかんだろう。短命上等、命を燃やし続けて帝国の黄金時代を盤石のものに出来ればいい、とか本気で考えていたわけです。
神祖と違って永遠に君臨することをまったく良しとしていません。むしろ閃光のように駆け抜けた後の早期退場を願っています。
無茶な再改造で寿命を対価に捧げても一向にかまわない、聖戦に勝利するためならば、という判断もそういう思想から来てました。
どこまでも利他、どこまでも誰かのために。ヴァルゼライドは彼なりに思慮深く悪の敵という怪物を社会に役立てようと戒めていましたが……
しかし、それでも一度ヒートアップしたら「まだだ!」とか言っちゃうのが元祖光系男子にして新西暦の誇るトンチキofトンチキ。そんなにも自分の本質を理解しているくせしやがって、突っ走ると本編のヴェンデッタルートみたく宿敵と合体したり、ルールぶち破って特異点で閃奏を描いたりするわけでありますね。ええ、ええ、まったく総統閣下は手の付けられない御方です。
そこだけ見ると確かにチトセルートの顛末は不思議かもしれませんが、逆に言い換えればそれはヒートアップしないと「まだだ!」とか決して言い出さず、彼は理性的に己の死さえ心底良しと出来る事実を示しています。
戦う相手が帝国に害する悪党じゃなければ。
自分のような破綻者以上に正しい形で帝国の未来を担える傑物なら。
よく口にする「俺は塵屑」「誰よりも俺自身がヴァルゼライドに絶望している」などの発言通り、英雄は塵屑である己より相手の未来を重んじて不条理な覚醒に手を伸ばそうといたしません。
ラグナロク本編でラグナが首ちょんぱに追い込まれた時もそうですが、光狂いは眩しい光にとても弱く、そしてチトセは狂っていない光属性。しかも幼馴染のアルバートと同じく己を止めるに足る人間と彼女のことを理解していた上、チトセやゼファーもまた己が守ると定め、生涯を捧げると決めた帝国民の一人です。それらの事実を前に、限界知らずのヒートアップへ移行するスイッチは最後まで入りきることはありませんでした。
そう、どこまでも利他、どこまでも誰かのために。
皮肉にもあの顛末こそ“英雄”ヴァルゼライドが全ルートを通して唯一、己自身に潜む光の宿痾に“人間”として打ち勝った場面であるともいえるでしょう。おそらくああして素直に逝けた瞬間初めて、そしてほんの少しだけ、彼は自分自身のサガを少しだけ許せたのではないかと思います。

なのでもう一つの質問、チトセルート後の復活に関してですがヴァルゼライドは間違いなくNo。仮に手段があったとしても、俺は胸を張って託せたのだと誇り高く首を横に振るはずです。
カグツチはまだトンチキ属性を極め切っておらず、機械属性が残っているルートなので十分可能性ありますね。たぶん切っ掛け次第かと。

No.33 Nさん他数名からの質問

ヴェンデッタ、レイン、ミサキが着ている服(服でしょうか?)の素材は何でできていますか?

オリハルコンとアキシオンの中間素材みたいなものです。
星辰体を材料に作られています。

No.32 ケイブリスさんの質問

よろしくお願いします。
ムラサメ師匠はワーグナー相手に無双しましたがギガース相手にはどうなんでしょうか、教えてください。

そりゃ苦戦します。強化措置で精神半壊しているワーグナーはどこまでいっても使い捨て兵器の類でしたが、ギガースは全員が頭を光でキメまくった歴戦の軍人にして最新鋭のサイボーグです。
驚異度は桁違いであり、おまけにムラサメの剣技についても帝国出身なのでしっかり把握している始末。生身の師匠にとって攻撃手段がバレているのは非常に痛く、十人くらいは撃破できてもおそらく後が続かないかと。
彼が星辰奏者であったなら、どこぞの絶対剣士よろしく単騎でギガース半壊とか普通に出来たんでしょうけどね……惜しい男だ。本当に。

No.31 凡人さんからの質問

質問させていただきます。
ラグナロクでは『極晃星は原則1人につき1つまで』と明かされましたが、トリニティ以前ではアッシュがヘリオスの片割れとなった後で自らの極晃星に至ったり、裏話では聖戦でヴァルゼライド閣下とカグツチは互いを縁にしてそれぞれ極晃星に到達すると語られていました。
この事から、何らかの手段でペアを変えることに成功すれば、理論上は複数の極晃星誕生に関わることも出来るのでしょうか? 人奏に至るまでの経緯でこの部分が気になったので、お答えいただけると嬉しいです。

可能です。対応する運命の相手次第で成せるでしょう。ただ当たり前ですが、極めて狭き門なのは間違いないかと。 なので、共に勝利を渇望しながら最大の宿敵として違う未来を目指して往こう。さらばだ我が宿敵よ……という激突上等の精神により同時覚醒に至る閃奏と天奏とか。半身であるヘリオスに理解を示しながらナギサちゃんの涙を優しく抱きしめて烈奏と界奏の誕生基点になったアッシュなんかは、非常に特殊パターンです。
特に灰と光の境界線は、絆や想いという領域に関してとことん規格外な男なので参考例にしてはいけません。アシュレイ・ホライゾンなら出来たぞ、なんて言われた日にゃあもう議論も説明の余地もないでしょう? そういうことです。

で、それならラグナロク本編で語った極晃星の原則ルールに関してはどうなのという話ですが、あれは御先がラグナに対して「“九条榛士と九条御先ペア”で神奏という極晃星をもう掲げちゃったから、後追いの君たちペアは同一だからもう無理だよ」という意味合いで放った忠告なわけなんですね。現状に対する説明としての意味合いが強い発言でした。
そして実際その通り、ラグナとミサキにとって極晃に至れる相手はお互い以外ありえません。
リチャードとは属性違いですし、セシル達とは運命力不足。同属性・同意見でありながら真っ向勝負を挑んでくれるライバルなど、ベルグシュラインや神祖たちは成ってくれないし成りえない。
そして当然、アッシュのように数多の想いを許容できる海のような多様性も有していない。だから詰んでるの、という絶望に対して「じゃあ人造の極晃星でも造ったらァ!」という本編のアンサーに繋がるわけなんですね。