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「高濱亮のシルヴァリオ・サーガ一問一答?!」の受付を終了しました。
たくさんのご質問ありがとうございます!
いただきました質問の返答は後日公開していきます。
※全ての質問にお答えすることは出来ませんのでご了承ください。
人奏は神奏以外の既存の極晃星と戦った場合、どのような戦いになるのでしょうか?
強い弱いで比べるべきではないのでしょうが、やはり気になります。
ラグナ本人は腹立たしいでしょうが、基本的にグレンファルトがよくするような戦い方で人奏は他の極晃と死闘を演じます。
つまり直接対決をなるべく避け、作り出した軍団を用いての物量による圧殺や、手出しできない遠距離からの飽和攻撃や、事前調査を基にした一方的嵌め殺しといった合理的な戦法を実行することになるでしょう。なりふり構わず勝ちにいくなら、ですけれど。
というのも、人奏は神奏と同じく「新西暦という世界ルールに訴えること」を目的として生み出された極晃であるため、その本質はゲームチェンジャー。言ってしまえば対高位次元、対第二太陽、何より対神祖というべき異能だからそもそも同格の極晃星に男らしくタイマンで戦うなんてしちゃあ性能を十全に発揮できないんですよね。
なので相手の戦力を正確に把握し、性格を読み切り、それに対応する兵器をあらかじめ山ほど用意した上で、確実に殺すための布陣を組み、本編よろしくメタ装備を積んだアメノクラト軍団を雲霞の如くけしかけるのが極晃星を相手取る場合のベストな戦法。
まるっきり神祖のやり口そのものでラグナ君は苦虫噛み潰したような顔をすると思いますが、そこはそれ。滅奏にも、天奏にも、界奏にも、烈奏にも、閃奏にも、まずこれを徹底するのが唯一の勝ち筋なので仕方ありません。
なのでだいたい、どれが相手でも人奏with魔星軍団VS極晃奏者という形のバトルに移行します。そして現実的な戦国の合戦などと同じく、準備が盤石であればあるほど人奏に軍配が上がる確率は上昇します。
うーん、さすがは人造極晃星。まったくもってロジカルだなおい。
ラグナロク面白かったです。
トリニティでゼファーとヴェンデッタが特異点から帰還しましたが、一度アストラルそのものになって特異点化した影響って地上に戻った後、なにかおこっていたりするんでしょうか?
例えば前よりアストラルと感応しやすくなって発動値が上がってさらに狂いなくようになったりとか?
極晃奏者に至った時点でその辺は完成した状態になっています。なのでその辺は残念ながら、ゼファーさんが狂い哭くことはないんですよね。ちっ。
けど当然ながら、健康体にはなっています。そしてゼファーさんはあの通り、下半身にとても弱い極めて素直な男です。
そして家にはヒモな自分を甲斐甲斐しく世話する義理の妹が、三年の間に程よく成長した身体で瑞々しいお肉を晒しています。
はい、そうですね。非常にムラムラしてしまいます。
そしてそれを、ヴェティママンに見抜かれます。豚を見るような目で折檻されます。
いたたまれなくなった彼は、イヴのところでお酒を飲みつつ愚痴ります。
だってしょうがないじゃん俺だってさぁ、とか泣き言漏らしてパフパフわあいしている時にやって来るチトセさん。
爛々と輝く肉食獣の眼光に一発で引くアルコール。伸ばされた捕食者の魔手に次瞬、絹を裂くような悲鳴が響き――
なんて展開がきっとあると俺はコールレイン少佐を信じている。
神祖達は総代聖騎士、教皇というような表立った役職に就いていました。
ですが、ずっとその地位に就いていたら不老不死だと世間にバレてしまわなかったのでしょうか?
基本は使徒や配下から選んでいたり、時に風貌を変えつつローテーションで担当していたりしてました。
四人が堂々と表舞台に出てくる決断をしたのは、空前絶後の光狂いヴァルゼライドが史上初の星辰奏者となり、軍事帝国アドラーの改革派筆頭として躍り出たからに他なりません。
おい待て、あいつガチでやべーぞ。今までで最強クラスのトンチキじゃねえか。
しかも星辰奏者って、明らかに元帥殿の遺産まで手にしてやがるぞ。こりゃあかん、確実に部下の手だけでは負えなくなる!
という感じで年齢設定などを協議しつつ、何百年かぶりに全員が表舞台へ出なけばいかんとなったわけです。
作中で星辰体を結晶化させる能力を持つのは神祖、そして神祖と特殊な関係性にあったラグナとミサキだけですが、一般的な星辰奏者が結晶化能力を発現する可能性はあったのでしょうか?
高位次元と非常に密接な関わりを持っていること。
日本人の血統を神祖レベルで色濃く継いだ身の上であること。
最低でも人造惑星の製造時に照射される超高濃度の星辰体を浴び、星辰奏者になること。
これらの条件を満たせば神祖やラグナ達以外の者にも発現するはず、なんですが……うん。チトセほどの超逸材で人体実験かまして1チャンあるかないかってあたり、理論上は確率あっても実質的には無理ですねこれ。
神様のマッチングアプリでバーゲンセール状態になったスフィアですがあの後どうなったのでしょうか?
グレンファルトの敗北後、描いた者たちは死んでいないもののユグドラシル崩壊と共に霧散しました。
良くも悪くも神奏という巨大な幹ありきの星たちだったので、生い茂った枝葉に過ぎない祈りは特異点に形を残すことも出来なかったわけですね。
お疲れ様です!
質問です。セシルとアンジェリカそれぞれのルートでゼファーさんとアッシュくんが出てくる雰囲気で終わりましたけど、二つのルートでは神祖滅殺は完遂できるのでしょうか?
加えて歴代主人公からのラグナの印象って終焉吼竜と人奏者の場合でどんな感じになるんでしょうか。教えてください。
滅奏と界奏、限定的には烈奏も味方してくれるので、神祖滅殺それ自体は叶うかもしれませんが……原作ミサキルートを上回るハッピーエンドには恐らく辿り着けないでしょうね。
最良の結果でも運命的に、ラグナとミサキのどちらかはこの世を去ることになるはずかと。うわ辛い。
そしてラグナへの印象は、人奏者だとゼファーさんとアッシュくんどちらも良好。まっとうに地に足つけた人間であり、極晃なんて究極パワーに縁を持った苦労人同士として連帯感も生まれると思います。
終焉吼竜の状態だとゼファーさんがちょいビビり、光へのトラウマがあるからね。しょうがないね。
アッシュくんは我が身の境遇と元強欲竜団の過去を振り返って苦笑いしつつも、気さくに接してくれるはず。優しみ。
閣下が完全な極晃星に至った場合、ヘリオスの生存能力強化型と違い破壊力が2段上の攻撃特化型になると話されていましたが、これはヘリオスが現在事象のみしか破壊出来なかったのに対して、閣下は過去事象や未来事象までも破壊出来るみたいな感じの認識で良いのでしょうか?
悪を殺す、敵を殺す、という領域においての差異ですね。ちなみに時間軸のズレた事象を壊すというのなら、斬首された事実を粉砕したヘリオスが既に本編でやっていますよ。
なのでまあ、それを一例にして両者の違いを説明するなら……
ヘリオスは「まだ死なん。だから気合で死を粉砕する」という方向性を選択するのに対し、本家本元のトンチキは「致命傷など知らん、俺が滅びる前に悪を殺す。敵を討つのだ」という方向性を呼吸するように選択します。その結果どうなるかというと、首は半分繋がった程度の生存ギリギリ状態にしか致命傷は砕かれないものの、反撃の絶滅光が敵を一切息絶えさせるという結末が訪れます。
仮にトリニティ本編での配役がヘリオスではなくケラウノスであった場合、ナギサちゃんは森羅万象が砕けた事実に唖然とする暇も無く、ノータイムのガンマレイで欠片も残らず消し飛ばされていたでしょう。
他にも例えば、遠距離の敵を斃すという場面に遭遇した場合でも、ヘリオスが「覚醒しながらニュークリアスラスターによる超高速ダッシュ」という常識的?な手段を選ぶのに対し、元祖ウルトラトンチキは「空間を切り裂いて距離という概念を壊した後、目の前にある敵の顔面を掴んで握り潰しながら引き摺り出す。そして更に死ぬまで殺す」という手段を取ります。壊している最中に手痛い一撃を喰らおうが止まるそぶりさえありません。血を撒き散らしながら、敵を砕かんと進撃し続けます。
もちろん距離概念の破壊事態はヘリオスも可能な手段ですが、それをやろうとするまで気合を滾らせてヒートアップするには、敵が極めて強大だったり、相手が許せぬ悪党だったり、半身を侮辱されたりと……まあ幾つかの条件なしにそういう無茶をしようとしません。
この世に生まれた生命として、他者としっかり向き合うこと。安易に結論を出さないこと。それらをアッシュという片翼の中で学びながら成長した結果、ヘリオスは森羅超絶の星を生存と撃滅の両面で適切に使っているわけですね。あくまで彼なりの尺度で、という注釈はつくものの……そこはともあれ。
対して、ヴァルゼライドは帝国繁栄のためなら俺など即刻燃え尽きようが構わない。いいや俺のような破綻者はさっさと民に光をもたらし死ぬべきである、とガチで考えている男です。
生存より撃滅、己が命一つで闇を鏖殺できるならなんと安い買い物だろうという認識を抱いているわけでして。その精神性と生き様が極晃星へ顕著に顕れた結果、烈奏さえ圧倒する閃奏の攻撃性に繋がってしまうわけです。
とまあ長々とした説明になりましたが、簡単に言うとヘリオスもケラウノスも過去だろうが未来だろうが区別なく、あらゆる事象を破壊できる可能性を有しています。そこに至るまでの経験値や運命は膨大に必要ですが、将来的にも出来ないとはトンチキ二人には言えません。
その上でヘリオスが「“勝利”を掴むまで立ち上がり、敵を斃す」というのに対し、ケラウノスは「敵を滅ぼして“勝利”を掴むべく、立ち上がる」という差異が大きく働く結果、ヘリオスよりケラウノスの方が鏖殺特化の覚醒パワーアップを果たしていきます。
無論、最初のスタート地点からその攻撃性は健在です。ヘリオスはトリニティの最終決戦時、ノリに乗った最高潮の状態で秘剣を編み出しましたが、ケラウノスは二回ほどキレたぐらいであの領域まで容易に踏み込めるでしょう。
その代わり逆に、ヘリオスが成した首チョンパからの完全復活は何十回と死線を超えノリに乗った最高潮じゃなければ到底、閣下には成し得ません。
そういう意味でも烈奏と閃奏は非常に似通った性質を有しながら、しかし確実な違いを宿す稀有な極晃星であるのかと。物騒な双子星だね、本当に。
神天地の劇中では言及できない視点での解説が欲しいです。グレンファルト以外の3人が求めた高天原は第二太陽の掌握でそれはつまりカグツチがしようとしたことと同じこと?
はい、基本的には同じです。
その上でカグツチは第二太陽を還元して神国日本を復活しようと目論みましたが、グレンファルト以外の神祖3人はあくまで新西暦法則を司るパワー源のまま第二太陽を掌握してやろうと考えていました。
ここだけ抜き出すとどっちが人情味あるか分かんねえな、こりゃ。
お疲れ様です。
本作の主人公ラグえもんが出来ないことが知りたいです。
それともなんでも出来る(作れる)万能なんでしょうか?
人類が創造可能な機械系技術の類であれば、後はラグナの計算力次第で作成できます。なので出来ないことと言えば、技術力の領域を逸脱した三次元外の法則で成り立っている訳わからんものは作れません。
作中でも実際、宇宙現象としての縮退星は作り出せましたが、カグツチ製のトンチキ縮退星はとても不可能でしたしね。
SF系の概念や魔法科学など、人類が遥か未来に築くであろう技術については難易度の問題で製作可能。
根性論とか俺様ルールなどで編み出された他人には絶対理解不能だろうナニカは流石に少し無理、という感じかと。
もし神奏の神天地が完成した場合、少なくない数のアドラー帝国民が総統閣下の蘇生、再臨、帰還を願ってそれを可能にする極晃星が誕生。
結果、星の裁断者(スフィアパニッシャー)となった閃奏と誕生経緯が同じの天奏も降臨し、英雄と神星ふたりの敵と認識された神奏と大戦開始。
それを止めるべく最終的に滅奏、界奏、烈奏が集結したラグナロクとなって聖戦と同じくシルヴァリオ世界終了まで簡単に想像できたのですが、世界に破格の影響を及ぼす神天地が完成してもシルヴァリオ世界は無事なのでしょうか?
大丈夫です。なぜならそれを拒む者たちが、帝国や総統閣下を厭う者たちが、あるいは逃亡を願う者たちが、平行世界など宇宙の増加を願う者たちが、時間逆行や停止を求める者たちが極晃星を誕生させて……
といった風に、万人へ平等にもたらされた魔法のランプは反例も同時に実現させながら、矛盾なく両立させてしまうからです。スフィアパニッシャーで邪悪なる者は浄滅しながら、しかし悪党の楽園はどこかの宇宙で存続します。
そんな馬鹿げた荒唐無稽を叶えるのが神天地の真骨頂であり、更に不具合が生まれたとしても心配無用。即座にグレンファルトの手でアップデートが行われ、穴や隙は綺麗に塞がれてしまうでしょう。