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初時チェリー
St.Canterbury カンタベリー聖教皇国
カンタベリー聖教皇国第一軍団・金剛騎士団の副団長に就任した聖騎士にして、神祖に仕える使徒の一人。
位階はII。騎士としての名は雷鳴福音。
身分差の激しい聖教国において史上初の、平民から一代で騎士団のNo.2に成り上がった美青年。目上にも目下にも誠実に接する姿は騎士の規範と讃えられ、そのシンデレラストーリーも相まり、民や同僚から尊敬と憧憬を一身に集めている。
だが、その実態は神の傀儡。ルーファスの活躍は人民統制用の広告塔として演出されたものばかり。イザナとの夫婦関係も含めて彼個人が独力で掴んだ栄光は、悲しいことに一つもない。
そこに鬱屈を抱えながらも、しかし居心地のいい立場を捨てられない自らの凡庸さを呪っている。
神の愛を受けているのにどうしてこれほど窮屈なのか?
ルーファスの中で答えは出ない。彼はまだ、己が真に求めている勝利の形を知らぬのだから。
「我が命と剣を、誇りと共に祖国と教義へ捧げましょう」